３足のワラジ

お年寄りに寄り添う仕事ができたら

そう思い福祉大で学び

仕事につきました。

知識とは全然かけ離れた世界で

就職して一週間目にご利用者様に殴られ

二週間目に殴られて蹴られました。ズボンとパンツを逆に履いていたと声かけただけで

その時ショックで食事も摂れず山にこもったのがつい昨日のよう

学生の頃は老人保健施設でアルバイトをしていました。

あれからもう30年近く

私が思い描いていた介護のプロにはまだまだです

介護保険前はもっと時間があって

ご利用者様と一緒に日々を過ごす時間があったように思います。

「介護の手間」に重きをおいた介護保険が導入され

「心のケア」は介護の手間には入らなくなりました。

それでも

できることをやってきたつもりです。

でも

まだまだ至らないことばかりで

今回の濃厚接触者騒動で

もう少し自分の行動に注意深くしていたら

他の職員さんやご家族に負担がかからなかったと思っています。

失敗やアクシデントはつきもの

でも次に同じことをしなくてすむように

対処することはとても大事だと思っています。

ケアマネの仕事は限りがなくて

書類もとても多くて

つねに追われている感じがしています。

おおよその書類ができていたので月曜日からの3日間は自分の担当さんのための時間を作りました。

お部屋の整理整頓

必要物資の買い出しの依頼

話をしたり、笑ったり

この仕事が続けたい思いと

同僚のやめてほしくない気持ちが伝わって

自分の中でとても苦しくなり

それでも笑顔で頑張ろうとするあまり

月曜日から吐き気と闘いながら今までお世話になったご利用者様、ご家族様、職員さんに笑顔で話しかけることを心掛けました

今日はたくさんの職員さんが声をかけてくれて

嬉しくてさみしくてたくさん泣いてしまいました

定時終了後お世話になった皆さんにあいさつをして

オカリナの演奏をして帰ることができました。

笑顔と涙でぐちゃぐちゃでしたが

走り切りました。

明日からはお母さん業がメインです。

この仕事につけたこと

皆さんに出会えて育ててもらえたことに

感謝です。