2009年11月20日
ご家族の代わりに
今日はケアマネ
先日の利用者の入院や退院のことで悩み、心が折れそうになるのを必死にこらえて出勤しました。
入院された方は、酸素や点滴でこちらに戻れる状態ではなく、
退院された方は、ほとんど何も摂れない状態が続いています。
私は祖母を看取ることができませんでした。
父方の祖母は施設に入っていて風邪をこじらせ、亡くなった後に連絡がきました。
その日は宿直明けで電話にすぐに気がつかず、気がついたときには動揺しました。
亡くなる少し前手紙と一緒に1ダースものキャラメルが贈られたのが祖母からの最後のプレゼントでした。
母方の祖母は危篤との連絡があり1日だけお休みをいただいて祖母のいる宮城の病院へお見舞いに行きました。
すでに駆けつけていた両親・妹は祖母の目を開け、声を出す姿を見ることは出来ましたが、
後から行った私が到着したときは意識がなく、苦しそうに息を吐く変わり果てた祖母の姿でした。
何も口にできない祖母のために暖かいタオルで顔を拭き、口を濡れたコットンで拭うことしかできませんでした。
自宅に帰った翌日の夜、祖母は旅立って行きました。
その時になんともいえないやり切れない思いだけが残りました。
老人介護の道に進んでも自分の祖母の介護は出来なかった・・・
その思いがあるからか、今の仕事ではすべての利用者の方が自分の祖父母同様な気がしています。
今日も、退院された利用者のお部屋に伺い、午前はアロマディヒューザーで加湿と芳香浴
午後は香りのするバラの花を飾り、足をオイルマッサージ
午前中はうなずいてくれましたが午後は眠りにつかれていらっしゃいました。
ご本人の気持ちはどうなのかうかがい知ることはできませんでした。
少しでも安らいだ気分でいられたらと今日できる私の精一杯の気持ちで話しかけました。
出来ることなら、ご家族にそばにいたもらい
そう思いつつ、
ご家族の代わりに職員が交代で部屋に伺い、話しかけ、手を握っています。
結局、自己満足でしかないのかも知れません。
でも、何もせずただ見守ることは
どうしても出来ないんです。
たとえ
家族になれないとしても
「また来るね」
そう声をかけ
部屋を後にしました。
先日の利用者の入院や退院のことで悩み、心が折れそうになるのを必死にこらえて出勤しました。
入院された方は、酸素や点滴でこちらに戻れる状態ではなく、
退院された方は、ほとんど何も摂れない状態が続いています。
私は祖母を看取ることができませんでした。
父方の祖母は施設に入っていて風邪をこじらせ、亡くなった後に連絡がきました。
その日は宿直明けで電話にすぐに気がつかず、気がついたときには動揺しました。
亡くなる少し前手紙と一緒に1ダースものキャラメルが贈られたのが祖母からの最後のプレゼントでした。
母方の祖母は危篤との連絡があり1日だけお休みをいただいて祖母のいる宮城の病院へお見舞いに行きました。
すでに駆けつけていた両親・妹は祖母の目を開け、声を出す姿を見ることは出来ましたが、
後から行った私が到着したときは意識がなく、苦しそうに息を吐く変わり果てた祖母の姿でした。
何も口にできない祖母のために暖かいタオルで顔を拭き、口を濡れたコットンで拭うことしかできませんでした。
自宅に帰った翌日の夜、祖母は旅立って行きました。
その時になんともいえないやり切れない思いだけが残りました。
老人介護の道に進んでも自分の祖母の介護は出来なかった・・・
その思いがあるからか、今の仕事ではすべての利用者の方が自分の祖父母同様な気がしています。
今日も、退院された利用者のお部屋に伺い、午前はアロマディヒューザーで加湿と芳香浴
午後は香りのするバラの花を飾り、足をオイルマッサージ
午前中はうなずいてくれましたが午後は眠りにつかれていらっしゃいました。
ご本人の気持ちはどうなのかうかがい知ることはできませんでした。
少しでも安らいだ気分でいられたらと今日できる私の精一杯の気持ちで話しかけました。
出来ることなら、ご家族にそばにいたもらい
そう思いつつ、
ご家族の代わりに職員が交代で部屋に伺い、話しかけ、手を握っています。
結局、自己満足でしかないのかも知れません。
でも、何もせずただ見守ることは
どうしても出来ないんです。
たとえ
家族になれないとしても
「また来るね」
そう声をかけ
部屋を後にしました。
家に帰ればいつもと変わらない日常が待っています。
子供たちは屈託のない笑顔で話しかけ、山のような家事が押し寄せる悲しみを忘れさせてくれます。
明日からはリフォーム、がんばるとしますか!
子供たちは屈託のない笑顔で話しかけ、山のような家事が押し寄せる悲しみを忘れさせてくれます。
明日からはリフォーム、がんばるとしますか!
Posted by ぼらぼら at 21:41│Comments(6)
│介護
この記事へのコメント
ぼらぼらサン、ほんと偉いです〜。
つきんこは祖父の痴呆が進んで特老に入ったり、母が中心に行う介護の現実を見ていて老人介護の道は避けてしまいました。
祖父には子供が沢山いるのに、毎週顔を出して洗濯をしたり話をしに行くのは嫁である母ばかり…。
うちの家族が、祖父を特老に入れたことを叱責されたこともありました…。
今は特老の在り方もある程度理解されていますが、ちょっと前までは非難されたりもね(・・;)
つきんこは何も出来ないので…ぼらぼらサンを陰ながら応援してます(*´∇`)
つきんこは祖父の痴呆が進んで特老に入ったり、母が中心に行う介護の現実を見ていて老人介護の道は避けてしまいました。
祖父には子供が沢山いるのに、毎週顔を出して洗濯をしたり話をしに行くのは嫁である母ばかり…。
うちの家族が、祖父を特老に入れたことを叱責されたこともありました…。
今は特老の在り方もある程度理解されていますが、ちょっと前までは非難されたりもね(・・;)
つきんこは何も出来ないので…ぼらぼらサンを陰ながら応援してます(*´∇`)
Posted by つきんこ at 2009年11月21日 01:25
ぼらぼらさん、頑張ってるんですよねん。
ドラミも見習わないといけませんね。
応援してますよん。
(^^)v
ドラミも見習わないといけませんね。
応援してますよん。
(^^)v
Posted by ドラミちゃん at 2009年11月21日 07:41
つきんこさま
決して偉くはないんですよ。
もっと色んなことができるんじゃないかな~と
頭をひねらせています。
施設に入れることは決して捨てることではなくて
それでお互いの風通しが少し良くなればいいんじゃないかと
思っています。
実際はむずかしいのですが ・・・
応援してくれます?
ありがとうございます(^^)
決して偉くはないんですよ。
もっと色んなことができるんじゃないかな~と
頭をひねらせています。
施設に入れることは決して捨てることではなくて
それでお互いの風通しが少し良くなればいいんじゃないかと
思っています。
実際はむずかしいのですが ・・・
応援してくれます?
ありがとうございます(^^)
Posted by ぼらぼら at 2009年11月21日 08:03
ドラミさま
介護もサービス業です。
ドラミさんの接客学ばないとね(^^)
さすがにいらっしゃいませ~
とはいきませんが・・・
心を込めたおもてなし
今度教えてください。
応援ありがとうございます(^^)
介護もサービス業です。
ドラミさんの接客学ばないとね(^^)
さすがにいらっしゃいませ~
とはいきませんが・・・
心を込めたおもてなし
今度教えてください。
応援ありがとうございます(^^)
Posted by ぼらぼら at 2009年11月21日 08:06
ぼらぼらさん、頑張ってるね~
皆さん、喜んでいらっしゃると思いますよ。
でも、ぼらぼらさん自身も大切にしてあげてくださいね。
皆さん、喜んでいらっしゃると思いますよ。
でも、ぼらぼらさん自身も大切にしてあげてくださいね。
Posted by HARUMI at 2009年11月21日 10:39
HARUMIさま
頑張ってますかね~
少しでも癒されていただきたくて
やってみました(^^)
ラベンダーで一緒に癒されています!
頑張ってますかね~
少しでも癒されていただきたくて
やってみました(^^)
ラベンダーで一緒に癒されています!
Posted by ぼらぼら at 2009年11月21日 20:29