３足のワラジ

先日、静養ホームたまゆらが更地と化した写真が掲載された記事を見ました。

3月の火災から半年経ち、ようやく取り壊しになったようです。
系列施設はなみづきは火災の翌月から家賃の支払いが滞り、地主から訴えられた上に県への届け出を取り下げることになったそうです。

未だに県内の無届け施設は27件

そのうちの1ヵ所は安全基準が満たせず、他の職員を雇う余裕もないため、3人の利用者を泊まり込みでケアしているとのことでした。
布団で寝たのは2年前、自宅にも帰らず、計6万円の"給料ﾞで週5日3人がデイサービスに行っている間、自分の生活費を稼ぐためアルバイトをしているという。 それでも介護を続けるのは入居家族からの感謝の言葉と
利用者からの｢ありがとう｣

切なくなりました。
安心して暮らせる場所

基準を満たすのには沢山の項目がありすぎ、また資金もかかります。

私がヘルパーで所属するNPO法人も軌道にのるまでに2年もの月日がかかり、自己資金を持ち出しすることも度々あったとの話

ドラマ｢任侠ヘルパー｣でも介護難民を救おうとするヘルパーと
基準違反として、たらい回しにしようとする行政が対立し、
｢身近な人を救うための介護を｣と介護保険を見直しするという内容でした。

介護人の善意だけに頼らず安心して暮らせる場所作りを行政も真剣に利用者の目線で考えてもらいたいものです。

映画｢包帯クラブ｣のセリフが胸に染みます。

｢みんながもし
他人の痛みを
本当の意味で知ることが出来れば
世界は絶対に変わると思うんや｣

今日も2人の利用者さんと薬の受け取りがてらドライブ(^-^)
帰り道
ちょっと寄り道してお買い物

いい笑顔でした(*^_^*)